Turistas!

ロストリバーデルタの考察を自分流にひたすらしています。たまに他テーマポートのことや、グリーティング、ショーパレのことも書くかも。twitter: @tora0422

インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮(2)

f:id:tora603:20160513230549j:image

こんにちは!
今回はとうとうジープに乗りこみ魔宮探検に出発です!

魔宮探検の出発前にひとつだけ。
前回の記事でも書きましたが、インディ・ジョーンズシリーズ1作目、レイダース 失われたアークを見たことがない方はぜひ観てから冒険に出発しましょう。大岩が転がってくるシーンも、吹き矢も、虫うじゃうじゃもみんなこの映画が元ネタとなっています。また、音楽もこの映画を観ると おやアトラクションで聞いたことあるな、という曲ばかりです!
今回の記事を読むよりずっとアトラクションが楽しくなること間違いなしですので、暇ができたらTSUTAYAに直行! おすすめ!


さて、では本題に参りましょう。
魔宮内はいくつかの部屋に分かれていますが、実はそれぞれに名前がちゃんとついているので、それに沿って紹介していきますね。

1、清めの間
このアトラクションはパコの主催する若さの泉発見 魔宮探検ツアーに参加したゲストだったが、クリスタルスカルの怒りに触れ…!? というあらすじを持っていますが、クリスタルスカルを怒らせた理由は2つあります。
1つ目がここ、清めの間で心身を清めなかったこと。もう1つは、ジープがバックファイアを起こし魔宮内の静寂を乱したため。アメリカの某呪いの偶像と比べると、怒るまでの段階が少ないですね。

2、誘惑の広間
左右には小さな偶像がたくさん積み重なり、壺から水が湧き出ています。また、頭上では星空が広がりとても綺麗な空間ですね。星空に見惚れずに左右を見渡すと、奥の壁にレリーフが彫られていますが、これはマヤ文明で球技を行った際に記念して作られるマーカーがモデルとなっていると思われます。

3、苦痛のトンネル
奥にクリスタルスカルが鎮座する場所。スカルの背景の円はアステカカレンダーの装飾に似通っています。

f:id:tora603:20160513232541j:image

スカルは目からの光線攻撃だけでは飽き足らず、無礼をはたらいたゲストたちを乗せた、本来はスカル左奥に水面の照り返しだけが見える若さの泉の方に曲がるはずだったジープを、不思議な力で魔宮の奥へと迷いこませてしまうのでした。

4、運命の門
Qラインで散々いるぞいるぞと思わせておきながら姿を見せてくれなかった、あの有名なアメリカ人考古学者、インディ・ジョーンズとここでようやくご対面です! カッコいい〜〜〜!!!
…とも喜んでいられません。博士が必死に抑えているのは運命の門。ゲストがスカルの怒りに触れたことにより、今にも門から悪霊でしょうか…とにかく害のある現象が出てこようとしています。
それをとどめてくれているインディ…調査を勝手に邪魔しに来た観光客に忠告してくれるインディ…惚れてまうやろ!

ここの門の装飾は大変に美しいもので、以前はこのレリーフをデザインしたと思わしき方がサイトで門の絵を公開してくださっていたのですが、現在は消滅してしまっています。けれども! なんと運命の門のフィギュアを作った方がいるのでありがたく観察させていただきましょう。こちら http://www.tamiya.com/japan/news/event/figures/figures36.htm のサイトで閲覧できます。

5、ミイラの間
トラウマ製造機のびっくりドッキリコーナーです。
ここではたくさんの白骨が横たわっていますが、その多くが煌びやかな装飾品を身につけています。これはマヤやアステカ文明が発達していた時代、彼らが権力者であった証。権力者でさえも自ら当時、若さの泉を求めて魔宮内で息絶えたのか、もしくはあそこは元々墓場であり、トレジャーハンターたちによって死体が荒らされてしまったのか、イマジネーションの使いどきですね。
また、ここでは他のツアー団体だと思われる車のタイヤの跡がついている箇所があります。彼らは無事帰れたのでしょうか…。私たちは安心安全のパコの魔宮ツアーを選んだので、きっと帰還できるはずです!

6、虫の間

f:id:tora603:20160514000112p:image

虫が苦手な方すいません。私も描いていてゾワゾワしました。
ここでかかっている音楽、笛の音色はレイダースで使われています。実際にインディが虫やら蛇やらがうじゃうじゃいる場面で使用された曲なので、映画を観た方は興奮できるポイントですね。

7、魂の泉

f:id:tora603:20160514000548j:image

グラグラする橋を渡っている際、右側に見えるあの竜巻です。ときどき悲鳴が聞こえてきます。魔宮内を彷徨う亡霊でしょうか。レイダースのオマージュが多いこのアトラクションですが、この魂の泉周りの祭壇はインディ2作目、魔宮の伝説において儀式を行う場所に似ています。
また、左側を向くとそこには化けてでた大きなクリスタルスカルが! インディファーストコンタクトのあと早速光線をかましてきましたが、この橋を渡る間も何度か光線で橋の紐あたりを攻撃しゲストを殺しにかかっています。くわばらくわばら。

8、蛇の残骸

f:id:tora603:20160514001406j:image

とても長くて大きくてうるさい。大蛇の先へ先へと見ると体が壁の向こうからでてきている様子から、私たちが見えている長さよりもずっと長いことが伺えます。恐ろしい。ガイドブックによっては、クリスタルスカルが変身した姿、とも書かれているので壁の向こうの体は虚無かもしれませんが…。
また、以前はこの大蛇の姿は大きく変わったものだということをご存知でしょうか。黄色と青の体色、羽毛が生えた姿という、マヤ文明の神様ククルカンに似ていたのです。なぜ変えてしまったのか…。
ちょうど、Qライン壁画に描かれている大蛇がククルカンです。

f:id:tora603:20160514002353j:image

また、大蛇を交わしたあと軽く下る際に右上を見てください。蛇のような石像の口から何やら金色の液らしきものが流れています。もしかしたらこれはミゲルズ・エルドラド・キャンティーナのオーナー、ミゲルを代表とする人々が探し求めた金脈、黄金郷の一部なのかも…と考えるとワクワクしますよね!

9、炎の息

f:id:tora603:20160514002553j:image

お〜ろ〜か〜も〜の〜! などのセリフで代表される場所。クリスタルスカルさんの口臭がきつくなったり無臭になったりおもしろ…なんて言ったら呪われてしまうので止めておきましょう!

10、吹き矢の間

f:id:tora603:20160514002740j:image

吹き矢を吹いてくる人物たちがかぶっている動物はマヤ文明で信仰されていたジャガー。冥界の神様として崇められていました。また、アステカ文明では戦争で多くの手柄を上げた者は「ジャガーナイト」と名乗ることを許されていた、ということからクリスタルスカルを警護する彼らとも関係があるのかもしれません。

11、転がる岩の間

f:id:tora603:20160514003510j:image

インディ遭遇ポイントその2! ドキドキ!
レイダース冒頭でもインディは大岩に追いかけられていますが、ここでもピンチなようです。ロストリバーデルタの時代設定は1930年代。レイダースでインディが冒険したのは1936年。短期間の間に博士は大岩に2回も追われていることになります。
この!!! パコのせいで!!! インディが!!! 余計に危険な目に!!!

なんて、インディが相棒に恵まれないのはお家芸なのですけれど。

さあ、バッチリポーズを決めたらゴールが見えてきましたよ!

12、帰還
「無事だったとはな。観光客にしては上出来だ。」

最後は萌え語りというなんとも言えない感じになってしまうのですが、自分のブログだしいいよね! 先述のインディのセリフが好きで好きで…! 岩の間で急げ! 逃げろ! 早く! だと更に滾りますね。あなたが忠告してくれたから逃げれたのに無事だったとはななんてまったくも〜〜〜!
…これぐらいにしておきます。


さて、パコの魔宮ツアー、これにておしまいです!
アディオス アミーゴ! それではまた次回お会いしましょう!