Turistas!

ロストリバーデルタの考察を自分流にひたすらしています。たまに他テーマポートのことや、グリーティング、ショーパレのことも書くかも。twitter: @tora0422

”サルードス・アミーゴス!” グリーティングドック

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こんにちは!

ブログを更新するたびにお久しぶりです、なんて言ってる気がします。ですが、更新に躍起になると書くこと自体が嫌になってしまうと思うのでこのゆったりペースでの投稿をお許しください。

 

さて、今回は現存では唯一のドナルド専用グリーティング施設、”サルードス・アミーゴス!”  グリーティングドック(以下サルアミ)のQラインについて書いていきたいと思います!

メキシコに実際にあるような、見ているだけでも楽しいカラフルな雑貨にあふれたこの場所の魅力を少しでもお伝えできたら幸いです。

 

まず始めに、天井を見ていただくと

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このような旗的なものが吊るされているのが確認できます。これはパペルピカドといって、中国の切り絵が起源とされ、メキシコのお祭りには欠かせないもの。その際にはちょうど日本の運動会の万国旗のように、町中に飾られて祭りを彩ります。

サルアミではドナルドほか、三人の騎士として彼と仲良しのホセやパンチートモチーフのものがあって楽しいですよね。

 

ここからはテーブルごとに分けられた、おもちゃゾーン、楽器ゾーン、陶器ゾーンという風に順を追って解説していきます。

色が付いているものがそのとき説明したいものです。

 

1.おもちゃ

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これは形は違えどみーんな同じ遊び方をするもの。なんだか分かりますか?

名前はバレロ。日本でいうけん玉!

その大きな違いは皿がないことですが、玉の部分を棒に突き刺すという点ではけん玉とおそろい。後で答えを言いますが(というかすぐ見つかると思います!)、この中にはヨーヨーやコマも隠れているのでぜひ探してみてください。

国は遠く離れているものの、日本でもメキシコでも子供たちの遊び道具は同じだなんて、なんだかおもしろいですよね。

 

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女の子の人形はメキシコの民族衣装を身につけた伝統的な手縫いのぬいぐるみです。昨年までロストリバーデルタで行われていたアトモス、フルータ! フルータ! フィエスタ! をご覧になったことがある方はピンとくると思いますが、あの姉妹が着ていた衣装がその民族衣装です。特徴的なのはリボンを編み込んだ髪型。とってもすてき!

 

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主にゲラゲッツアという収穫をお祝いするお祭りで女性が身につけます。

 

ふたつめに、いかにも市場で売っていそうな頼りないお顔のドナルドをはじめ、紙でできたような人形はルピータ人形と呼ばれるもの。陶器の人形は子供たち向けではないのに加え、当時はリカちゃん人形のようなビニール製のものも普及していなかったため作られたものです。カルトネリア(張り子)技法が用いられ、絵の具で着色します。

 

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最後にこちら、手首などに巻くアクセサリー。普通メキシコではビーズを編んで作られるのですが、サルアミ産のは糸でできているように見えるのでこれに関してはまた調べてみます。

さて、先ほど出題したコマとヨーヨーは女の子の人形の下あたりにあるのでご確認くださいませ。

 

2.楽器

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ギター同様6本の弦を持つのが、スペイン語で「大きなギター」を意味するギタロン。低い音が特徴で、日本ではチェロのように膝で抱えて演奏されるのが一般的です。

その他のちまっこいものたちはカバキーニョだと思うのですが…。こちらはあまり自信が無いので、間違っていたら遠慮なく指摘してください!

 

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筒状のものがギロ。一般的にヒョウタンをくりぬいて作られます。

 

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ギザギザな部分を棒でこすったり叩いたりして演奏します。

なんだか かき鳴らします 洗濯板! って歌声が聞こえてきそう。

 

そして、縦笛がカンクンという地方でつくられたもの。キビで作られたのでしょうか…? こちらも曖昧です。ごめんなさい。

 

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あとのみんなは見た目通り。マラカスだったり太鼓だったりアコーディオンでんでん太鼓もあるのには驚きですが。南米に古くから存在していてさらにびっくり。

これらのここに飾られた楽器たちが活躍している演奏を聞きたい! という方はぜひyoutubeなどで「マリアッチ」と検索してみてください。

 

3.陶器

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スペインより輸入したキリスト教の聖書に登場する「生命の樹」がモチーフの個性豊かなこの置物たちは、メキシコで古くからキャンドルスタンドとして使われているものです。

お家にひとつあるだけでお部屋がにぎやかになりそう。 

 

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自然界にいたらおったまげるこれらのカラフルな動物や人形たちはアレブリヘと呼ばれるもの。とってもかわいらしい上、悪夢を食べてくれると言い伝えられています。ですが、これは観光客に買ってもらうための嘘だと言う説も…。

そんなところも市場らしくて楽しいですけれど!

 

4.その他

最後に、テーブル外の飾りのご紹介。

まずはおなじみのこちら!

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ピニャータです。

悪魔がかわいらしく化けた姿といわれ、お祭りなどで子供たちが目隠しをしこの人形たちを棒でぶっ叩きます。中からはお菓子が出てくるのでためらいなんてありません。

また、元々は宗教色が強いものでここには飾られていませんが、7つに枝分かれした星型のピニャータは7つの大罪を表しているとされています。

明るい色彩は悪魔の誘惑、目隠しは信頼を、それらの罪を美徳のある棒で叩き悪魔を振り払う、という意味が込められていたそうです。 

 

また、以前紹介したレボソだったり、 

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カゴに壺、土器だったりとどれもメキシコらしい鮮やかな色で溢れているのでぜひ注目してみてください!

 

今回は全てを解説できたわけではないので、また分かり次第更新していきたいと思います。

 

それでは、アディオス アミーゴ!

またお会いしましょう。

 

魔宮Qライン-黒板

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こんにちは!

ずいぶんご無沙汰になってしまいました。ヘイヘイバナナに日々勤しむとらです。

 

今回はインディ・ジョーンズ・アドベンチャークリスタルスカルの魔宮のQラインの途中にある、インディが使っていたと思われる机の上の黒板に書かれていることについて自分なりに考察していきたいと思います。

 

以下の写真の様に分割してお話していくね。

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火? アトラトルではない

像12と同じ形状?

壁画の細部/宝の記録(RM:record management?)

像12

サラーがチェックしたとともに(W/Z:with)バグダッドへ送った:

ペルシャ-アフラ=マズダー

シュメール-マルドゥグ

アッシリア-アッシュール

 

以上の文が訳した結果です。

(ポンコツ英語なので間違っていたら遠慮なくコメント欄で指摘してください…!)

 

まず、アトラトルはこの黒板ではATALATALと書かれているのですがこれはATLATL(アトラトル)の間違いなのではないかなと思います。でも天下のイマジニアですから、きっと意味があるのでしょうがイマジネーションが足りず思いつきませんでした。ちなみに、アトラトルとは投槍器のことです。

 

次にサラーって誰? って方の為にオススメしたいのがインディ1作目、レイダース 失われたアークです! こんなおじさま。

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http://ja.indianajones.wikia.com/wiki/サラー・モハメッド・ファイセル・エル=カヒール

 

何かと相棒には恵まれないインディ。サラーが良い人か悪い人なのかはぜひレイダースをみてくださいね!

 

さて、国名と共に記されてるのはみな神様の名前です。1人目からゾロアスター教の最高神、バビロンの都市神、戦いの神。これらの神様の姿形と像12は円状のものをたたえていることや、羽毛があることが似通っているのでおそらく羅列されたのだと思います。

 

主要な神殿の壁画の細部

これはなんだ?

プラズマの違う型がスカルから出てくる

噴水? 火か水か

 

この像は魔宮ツアーが始まっていちばん初めに出会うクリスタルスカルのことを指しています。このことから、あの場にインディは行き一度この机に戻ってきたことが伺えてなんだかキュンとしちゃいますね。

 

象形文字を見て

シウテクトリ(火の神) ケツァルコアトル(創造神)、

ミクランテクトーリ(死の神)、そして

ショチケツァル(植物の再生を神格化した女神)

この象形文字はヤシュチラン遺跡のケツァルコアトルの彫り物と関係している

門を見る?!

一番上のシンボルが文字でいう場所への鍵だ

 

ここで言う象形文字とは像12の周りの円に掘られているものでいいのですかね…? どれを指すのかイマイチ自信がありません。

また、ヤシュチラン遺跡にケツァルコアトルの彫り物がある、という記録が私が調べた限りでは出てこなかったのですが、何かご存知な方いらっしゃらないかしら。

 

 

黒板の文字の解説はここまででおしまいです。周りにある貼り紙はいま手元にある写真だと暗くて読めないので今度ゆっくり撮ってきます!

 

最後におまけ。ここの机に置いてあるラジオ。

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これはロストリバーデルタの時代設定1930年代と合致する1933年に発売されたもの。それだけでなく、メーカーはクリスタルスカルの魔宮のスポンサー、パナソニックの前身 松下電器! しかも松下電器最初のラジオだという記念すべきものなのです。

 

 

それでは、アディオス アミーゴ!

またお会いしましょう。

 

 

【ネタバレ写真】アウト・オブ・シャドウランド

先日、とうとうアウト・オブ・シャドウランドが本公開されましたが、それと共に録画を含め写真撮影が一切禁止になってしまいました。

 

ゲストのマナーの悪さが原因だったのか、元々本公開では禁止にするつもりだったのか…。

 

ということで、私はスニーク期間に2回撮影をできましたがこれらをTwitterにバンバンあげるのはなんだか心苦しいのでブログにまとめさせていただきます。

ネタバレやだよ! という方はこれ以上進まないでくださいね。

 

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f:id:tora603:20160713234709j:imagef:id:tora603:20160713234627j:imagef:id:tora603:20160713234732j:imagef:id:tora603:20160713234749j:imagef:id:tora603:20160713234756j:imagef:id:tora603:20160713234804j:imagef:id:tora603:20160713234817j:imagef:id:tora603:20160713234830j:imagef:id:tora603:20160713234836j:imagef:id:tora603:20160713234848j:image

 

 

綺麗な場面が多いので、撮影が禁止になったのは残念ですが本来の劇場のマナーに沿ったと思えば…!

 

(本音を言うと、撮影に慣れてきたら探検家のコたちが持っていたノートの中身撮ったりしてニヤニヤしたかった!!!!!!)

 

…ごほん、それではアディオス アミーゴ!

またお会いしましょう。

【ネタバレ】アウト・オブ・シャドウランド感想

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こんにちは!

今回は本来は7月9日に公開予定のアウト・オブ・シャドウランドをラッキーにもスニークとして早めに観れたので、感想なんて言うのはおこがましいほどの稚拙なひとりごとを書いていきたいと思います。

 

タイトルにも書きましたが、盛大にネタバレをぶちかますのでまじ勘弁! という方はこの先進まないでください!

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユウのビジュアルが予想外すぎたこと以外は私は大満足です!

 

ハンガーステージならではのワイヤーアクションもありましたし、何より生歌!!! 生演奏ではなくなったのは残念ですが、みなさんお歌がとても上手なのでうっとりしました。

上手といえば、テントに入ったときの影のメイのあの動きは実写ですか…! 映像かと思うほどなめらかでびっくらこいたよ。

 

さてここからは考察ですが、なぜメイはリーダーのことをユウと呼んだのか。ユウのことはリーダー?! と呼びかけないことから、なんでやねんとなる箇所ですけども。(元々メイがリーダーに対して関心が無さ過ぎてリーダーのお顔を覚えてなかった可能性もなきにしもあらず) 

 

メイにはシャドウランドの物、ことばを発さないものたちですね、のことが擬人化して見える能力があるのかなあ、なんて。

 

だから現実世界でもピンクのお花を持っていたメイにはまだお花ちゃんの姿が見えていたのかも。そう考えたら、もしかしたらメイはリーダーに対してユウ! と言ったわけではなくてリーダーの持つ鹿の角のついた杖に対して呼びかけたのかな、とか。

 

不思議ちゃんがすきな私の主観がだいぶ入っていますが。

 

リーダーも実はシャドウランドに行ったことがあったらそれはそれで楽しい。

 

鹿の角は生え変わると言いますし、あの杖の角はユウからもらってたり、とも考えられますよね。

 

 

うーーん。シャドウランドの存在自体についての考えがうまくまとまらない。

誰にでも行ける可能性がある世界なのか、メイみたいに自信の無い人たち、影を持った人たちしか行けない世界なのか。

 

 

そうそう、メイが使う光の魔法については、メイの自信の無さ弱さなどの「影」の代償なのかなあなんて思います。だからカゲドリに立ち向かうと決めた「影」を無くしたメイは一瞬で湖を蘇らせた最強の魔法を使わなかった。この場合の解釈だと使えなくなった、でいてほしいのですけども、そんなことは…ないですよね…。最終的には光を集めて剣で貫いているし…。

 

あの剣の全部が光だったらあらまメイの力も強くなったものだわ、実体化だなんて。と思ったかもしれないのですが、場面によって一切光ってないときがあるのがどうも納得できなくて……。

 

あの剣ってユウとメイのどちらが持ってきたものでしたっけ。

 

 

 

 

うーーーーーーん。

 

なんて唸ってはみましたが、久しぶりに解釈がたっくさんできるショーがレギュラー化されてとっっても楽しいです!!!

 

きょうはもう思いつかないのでこのへんで。また追記するかもしれません。

 

グダグダですみません! お読みいただいた方ありがとうございます!

 

それではアディオス アミーゴ!

またお会いしましょう。

 

 

樽・木箱

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こんにちは!

今回はロストリバーデルタのそこらじゅうにある樽や木箱に書かれたことばについて解説していきたいと思います!

 

樽は木箱は辺境の地、ロストリバーデルタにとって物資を運ぶ際や遺物を運搬する際にたくさん使うのでとても大切なもの。これらのものの意味が分かるとロストリバーデルタを散歩するのがもっと楽しくなりますよ。

 

それでは始めていきます。箇条書きになるのを許してネ

 

(色付きの文字が和訳です)

 

 

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これは酒樽。XXXとはお酒の度数のことで、Xつまりシングルがいちばん弱く、トリプルがいちばん強いお酒だということを表しているそう。

 

f:id:tora603:20160617230218j:image上の方に置いて

ロストリバーデルタ

 

左下の方に突起があることから、きっとここから液体を出すのでしょうね。上の方に置かなければならないものとは…。

 

f:id:tora603:20160617231137j:imageペンシルバニア州立アンドリュー大学

考古学科

以下住所

 

ここに書いてあるアンドリュー大学は実在しない大学ですが、ロストリバーデルタでは大変に活躍をしている大学。後に解説をしますが、ユカタン・ベースキャンプ・グリルにて発掘調査をしているのはこの学校のチームです。

先述のように実在しないとはいえ、モデルではないかと思われる大学は存在します。校名はペンシルベニア大学。この学校にはロストリバーデルタの文明モデルのひとつ、マヤ文明の遺物たちが展示された人類学博物館があることで有名です。また、アンドリューはインディ・ジョーンズのモデルの1人と言われるロイ・チャップマン・アンドリュースからとっていると言えるのではないでしょうか…!

 

住所のIVYはアメリカ合衆国北東部に位置する名門私立大学8校からなる連盟アイビーリーグのことではないかな〜と私は思うのですが、これはあまり自信ないです…。一応先ほど紹介したペンシルベニア大学は8校のうちのひとつなのですが。

2710という数字についてはいまのところお手上げ状態です。すいません。

 

f:id:tora603:20160617233253j:image中身は壊れやすいよ

 

f:id:tora603:20160617233550j:image!急を要する! 

マーカス・ブロディへ

アメリカ ニューヨーク 北アメリカ国立自然史博物館

 

マーカス・ブロディ…? はて…?

という方にぜひ観ていただきたい映画がインディ・ジョーンズシリーズ3作目、最後の聖戦です! このお話でマーカスはインディと冒険を多く共にします。

 

この人がマーカス・ブロディ。

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http://ja.indianajones.wikia.com/wiki/マーカス・ブロディ

 

自分が館長を務める博物館で迷子になったりとお茶目なおじちゃんです。

 

f:id:tora603:20160617235651j:image(ATTENTION: は簡単に言うとTo の複数版みたいなものです)ロストリバーデルタ林業

 

遺跡発掘の為に森を切り開く業者なのか、森林伐採を否とする森林管理委員会なのか…イマジネーション広がりますね!

 

f:id:tora603:20160618004240j:imageヘンリー・ジョーンズJr.教授より

トランジットスチーマー ドック

ロストリバーデルタ

 

f:id:tora603:20160618004253j:image上記参照

 

ヘンリー・ジョーンズJr.はみなさんご存知インディ・ジョーンズの本名です。インディはお父さんと仲があまりよろしくなく、またヘンリーと名乗ることを嫌っていたため犬の名前からとって「インディ(インディアナ)」と名乗っています。

マーカスはインディが子供の頃には彼をジュニアと呼んでいましたが、大人になるとインディ自身がヘンリーと呼ばれることを嫌っていることを知っているマーカスはインディと呼び始めるのですが…。

この木箱には「ヘンリー」と書かれています。なぜなのか?

 

ロストリバーデルタの時代設定は1930年代。インディは三十路あたり。立派な大人です。

ですがこの木箱の宛先は北アメリカ国立自然史博物館に所属していた頃のマーカス。マーカスが博物館を引退したのは1939年、所属し始めたのは1913年(インディ 14歳)と考えると…?

 

またこの宛名が書かれた木箱はアメリカンウォーターフロントにもあることも思考にいれてください。

 

答えが見えてきましたか?

 

なんとインディは、トランジットスチーマーラインで行き来できるアメリカンウォーターフロントロストリバーデルタでは時代が違うことを認識していて、自分をヘンリーと呼んでいた時代のマーカスに向けて積荷を送った可能性があるのです。

 

…オラ、ワクワクすっぞ!

 

これもあくまでも私の主観がめちゃめちゃに入った考察なので、こうだったら楽しいね程度に捉えてくださると幸いです。

 

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最後はお手上げ文章な樽。

これは本当に分からない。いつもシメがグダグダでごめんなさい。

大きな2人の子供…? だとかどういう意味なの( ˆoˆ )/

 

(2017.1.10追記)

…だったのですが、コメント欄にてQさんより情報をいただきました! 以下引用でございます。

最後の樽の話ですが、EL NINO DE DOS GRANDESがスペイン語で大きな2つの子供、LA SOLLAが同じくスペイン語でプレイスというカレイなので、ペルー産プレイスの大きな幼魚が2匹入っているっていう意味ではないですかね・・・?フィッシュ&チップスにでもするのでしょうか?

 完璧な回答たいへんにありがたかったです!

私ももうちょびっとスペイン語を勉強しなくては…!

 

さて、それではこの辺で!

樽や木箱の位置はぜひ自分自身で冒険して探してみてくださいね。

 

アディオス アミーゴ!

またお会いしましょう。

 

ロストリバーデルタ(市場周辺)


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こんにちは! 前回は遺跡群を紹介しましたが今回は失われた河、エル・リオ・ペルディードを渡った反対側の市場辺りの紹介をしていきたいと思います。

遺跡エリアとはうって変わり、陽気な音楽が流れいて楽しげな雰囲気ですよね。

さて、まず目に入るのがこの荷車。

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竹のように一瞬思いますが、これはロストリバーデルタのモデルの地域メキシコで多く生産されているサトウキビ。
今でこそ甘い砂糖のモトになるものがたくさんありますが、当時は「甘さ」を獲るための食物が少なく大切にされていました。

時代は今に戻りますが、みなさんご存知コカコーラ。これは世界で地域によって少しずつ原料が違うのですが、メキシコのコーラは純粋なサトウキビでできた砂糖を使用しているため世界一おいしいと言われているそう。現にメキシコのコカコーラ消費率はアメリカを抑え1位! びっくり仰天。

荷車から振り返りお次は小屋をひとつひとつ見ていきましょうか。

ひとつめの小屋はなにやら布がたくさん干されています。

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糸車のようなものが置かれていることから、ここはどうやら布を織る場所なようです。布たちの名前はメキシコの民芸品レボソ。カラフルな色使いがとてもすてき。主に女性のショールとして使われます。

また、カゴに入っているものは日本でいう洗濯バサミ。後ほど実際に使われている場所があるのでご紹介しますね。

お次の小屋は…
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魚。

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上に目をやると干物。

お酒が飲みたくなってきました! そういえばミゲルにおいしいお酒があったような。

なんて冗談はさておき。
先述のレストラン、ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナの前にも小屋はあります。

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ミゲルズのオーナー、ミゲルはかつて金塊の山を夢見てロストリバーデルタに訪れた人々のうちの1人でした。けれど結局一攫千金は叶わず途方にくれるミゲルでしたが、同じく黄金郷を探し求めて来ていた人々のためにレストランを開いたところこれが大成功。ミゲルはロストリバーデルタに腰を据えたというわけです。

そんなミゲルですが、お店の前には金塊を採掘するための道具はまだ残しているみたい。

爆弾のようなものだったり、
水筒だったり。

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そしてなんとミゲル、まだ金塊への夢は諦めていないのか、この道具たちはときどきあったり無かったりするものがあります。

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こちらの写真は2016年1月頃のもの。道具がほとんど無くなってさっぱりしていますね。

レストランで成功しているのだから諦めればいいのに…どこかの魔宮探検ツアーを企画した強欲なあの人を思い出します。
そんなミゲルの経営するこのレストランについてはまたいずれ。

アイスクリームワゴンに飾ってある、ロストリバーデルタに住む人々(この写真はミゲル一家だという説がありますが、真偽は定かではありません。)をひと通り眺めたら

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市場らしい市場に進みましょう。

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「休憩中」

どうやら商人たちはいま出かけているようです。品定めだけしていきましょうか。

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市場でひときわ目を引く綺麗な絵が描かれたタイル。

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元々はイスラムの世界で発達していたもので、アラブ系民族に支配されていたスペインから後にメキシコに伝えられたそう。こんなところでアラビアンコーストとロストリバーデルタの繋がりを感じてトキメキますね。
また、絵柄はサボテンや動物など、メキシコの人々にとって身近なものたちが描かれています。

タイルの上には先ほど紹介したレボソが並べられています。

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洗濯バサミでばっちりとめられていますよ。

その下には何かをすり潰すための石が置いておいてありますが、何かとはこの

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唐辛子!

アメリカンウォーターフロントで公演されているテーブル・イズ・ウェイティングはミッキーが世界中から持ち帰ったおいしいお土産を紹介するレビューショーですが、メキシコ代表はご存知ドナルドの唐辛子です。

「あっ! 肝心の辛いもの忘れちゃった〜!」
と言っているように、スパイシーなメキシコ料理には香辛料はかかせないもの。人生にスパイスを効かせましょ!

市場からもう一品。

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たくさんの翡翠や貝のビーズとネックレスが並べられています。
これはマヤ文明の権力者の墓などが発掘された際に見つかる装飾品に大変に似ているのですが、ロストリバーデルタの人々はファッションとして身につけるのでしょうか…。
宗教的に使用されていた翡翠を使っていることから、お守り的に扱っているのかも。

商人がまだ帰ってこないようなので、次の小屋に移りましょう。

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遺跡エリアで発掘されたであろう、

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石像が置かれています。こちらモデルを探してマヤやアステカ、インカの博物館の展示品をひと通り調べたのですが類似品が見つからず…。何か情報がありましたら、コメント欄でそっと教えてくださると嬉しいです。

ただ、1枚目の石像はマヤ文明で為されていた頭蓋骨変形をしている姿を模したように思われます。
あのクリスタルスカルも頭蓋骨がのびたドクロとして有名ですね。

他にもこんな壺が発掘されたようですよ。

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シンプルな装飾はマヤ文明古典後期、プーク様式の土器に似通っています。

この小屋には発掘物以外のものも置かれています。

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初めは貝殻かと思ったのですが、これはマイチルという木の実。アンデスの地域に伝わる伝統音楽に使われるセミーヤという楽器です。

カラカラと海のような音で聞いていて心地いい…と文字で紹介しても分かりづらいので動画を見てみてください!


アベルにしたらちょうどいいかも、なんてね。

さて隣の小屋を見るとなにやら同じ文字が書かれた箱が並べられています。

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これはマラリア熱の特効薬QUININE(キニーネ)。
人類にとって死に繋がる最も大きな原因は食物を奪い合う戦争でも猛獣でもなく感染病。キナの木からとれる皮によって作られた薬です。

ロストリバーデルタではラジオが所々で流れていますがその中にこんな宣伝があります。

「オーラアミーゴス。胃袋を怒らせちまったら、どんなひどい目に遭うか知っているかい? ルカ印の万能薬がたっぷりあればいいんだ。ドゥペの薬はなんにだって効くよ。 ピラニアもジャングル熱もマラリアも怖くない。この小瓶ひとつでジャングル探検も安心だよ。」

マラリアも怖くないとありますね。当時マラリアに効く唯一の特効薬はキニーネだったとされていますが、キニーネとドゥぺの薬が同一かは定かではありません。そもそもドゥぺとはなんなのか…。今後調べてみる必要がありますね。


最後はロストリバーデルタで採れたフレッシュなフルーツの市場の写真で締めさせていただきます。

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もうすぐ私がいちばんだいすきなシーズンイベントの夏! ロストリバーデルタのトロピカルフルーツのお披露目ももうすぐ!

今年も全力でバ!バ! バナナ!します楽しみ!!!

それではアディオス アミーゴ!
またお会いしましょう。



ロストリバーデルタ(遺跡群)

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こんにちは! 今回はこのブログの大きなテーマであるロストリバーデルタのことについてお話していきたいと思います。

ロストリバーデルタといえば遺跡! このテーマポートはそのような神秘に満ちた遺跡群をときには危険に見舞われながら冒険できるのが大きな魅力ですよね。

ところで、この遺跡たちにはモデルがあるのをご存知でしょうか。そのモデルとは、地球滅亡説を予言し一時有名になったマヤやアステカ、インカ文明の遺跡たち。このブログではそれらに沿って解説していきたいと思います。

それでは冒険を始めましょう!

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まずはロストリバーデルタという名称の由来について。直訳すると失われた河の三角州。「失われた河」とは言いつつ、この場所には立派な河がありますね。なぜなのか?
このテーマポートはそもそもこの世に存在を知る者はいない場所でした。しかし1880年代、カリブ海沿岸に出現したハリケーンによりジャングルが切り開かれたことによって突如その姿を現したのです。その際に出現した河を発見した人々が「ロストリバー」と名付けたそう。元々ロストリバーは昔からずっとそこにあったのに行方を眩ましていたことから、きっと発見者たちは「失われ(てい)た河」と命名したのでしょうね。

さて、ロストリバーの上を渡り遺跡群があるエリアに進みましょう。

不時着したのでしょうか…大きな複葉機が見えてきました。

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機体にはC-3POの文字。C-3POといえばあのおしゃべりな金色のドロイド! これはインディ・ジョーンズシリーズの製作にスター・ウォーズシリーズが代表作のジョージ・ルーカスが携わったため書かれているもの。他にもクリスタルスカルの魔宮内、インディ・ジョーンズのセリフ「嫌な予感がするな…」もスター・ウォーズで毎度のごとく使われているセリフとして有名ですね。

機体の足元を見てみましょう。

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誰が残した足跡でしょうか?
これはもちろん、かの有名なアメリカ人考古学者インディ・ジョーンズによるもの。よく見てみると、まずは両足をついてから踏み出し始めていることが分かります。周りを警戒のため見渡したのか、ただただ感動して見渡したのか、イマジネーションくすぐられて個人的にはだいすきなプロップスです。

複葉機を確認する前に、橋を渡りきったあとすぐにある石柱、気になりませんでしたか?

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マヤ文明のチチェン・イツァ遺跡内、戦士の神殿の戦士像です。戦士の神殿では生贄の儀式が行われており、ピラミッドの頂上で生きた人間の胸をさき心臓を神に捧げていました。残酷ですが全ては生きるため。天災から免れるためには必要なことだったのです。

石柱に近づいてみると小石が挟まれているのが確認できます。

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バランスを保つためでしょうか。頭が良いことで知られるマヤ人にも、石を真っ直ぐに切り出すことは難易なことだったのかもしれません。

階段を降りる際にも探索の目を休めないのが探検家には大事なこと!

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骸骨の横顔がたくさん彫られています。これはツォンパントリという遺跡を思わせるプロップス。ツォンパントリとは日本語で骸骨の棚という意味。ここでは生贄の頭蓋骨がくし刺にされ晒されていました。マヤの人々は生贄を捧げるだけではなく、なにか証拠を残すことにより心の平静を保っていたのでしょうか。

さて、とうとうロストリバーデルタといえば! な遺跡が見えてきましたよ。

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モデルはチチェン・イツァのエル・カスティーヨ神殿では、という説が多いですが、形的にはティカル1号神殿がいちばん近いのでは…と私は思います。

まずは足元から探索していきましょう。

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ただの立入禁止の石碑じゃない…と思いがちですが、モデルになった遺跡と比べるとこれがなかなかに面白い。ティカル1号神殿の注意書きは

「USTED SUBE POR SU CUENTA Y RIESGO」!!!

「登るも落ちるもあなたの勝手」ですって! 登るの止めといてな、なんて注意してくれるロストリバーデルタの優しさに涙が出ますね。
なお、現在は危険と判断されたため、1号神殿に登ることは禁止されています。

お次はこのコ。

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現れたな怪物! なんて言ったらバチが当たります。この石像はククルカン。マヤ文明において創造神として崇拝された神様です。前回の記事で少し触れた、あのアトラクション内の大蛇の元の姿はこんな感じでした。
ロストリバーデルタではその姿は少ししか見えないディズニーシーの顔とも言うべきプロメテウス火山の名称の由来、プロメテウスは人類に火を与えた神様ですが、このククルカンも同じ役割を果たしたと言われています。

また、このピラミッドのモデルのひとつエル・カスティーヨ神殿ではこのククルカンが春分の日秋分の日に降臨するとされていて、ちょうどその日にピラミッドの基壇が影となり首に繋がることによって蛇のように長い体ができるという作り方をされています。ぜひ該当日にはロストリバーデルタに探検しに行って、マヤの人々に思いを馳せてみてくださいね。

ピラミッドの段数も重要なポイントのひとつ。マヤではあの世は9層に分かれていると信じられていて、ピラミッドの多くが9段で構成されています。階段の数も一面に91段、それが4面で364段、更に一番上を足して365となります。なんと1年の日数と同じ。エル・カスティーヨ神殿が「暦のピラミッド」と呼ばれる所以です。

ロストリバーデルタのピラミッドの段数は…? と見てみても下部は木々に隠れていて数えられないのが少し残念ですね。

ピラミッドの前の石像、気になりますよね。

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写真には実際にモデルになったものを使用しました。
これはマヤの古代都市コパンの石碑D。裏面に刻まれた文字から、背の高い方の石碑は18うさぎ王と呼ばれるコパンの13代目の王様が彫られていることが分かっています。背の低い台座のような石碑は、死の世界へ誘う者として崇められたジャガーをモデルとして作られています。この上で生贄は心臓をさかれ、ピラミッドの上まで運ばれて神様に捧げるためにピラミッド内部に落とされていました。

神殿の壁にも要注目!

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雨の神様チャクです。チャクのもつひょうたんには雨が入っているとされ、雨を降らせてくれると信じられていました。
メソポタミア文明などに代表される有名な文明が発達した地域では近くに大河があったにも関わらず、マヤ文明ではなかったことから雨はとても重要なものだったといえます。マヤは大河が無い代わりに、雨水が溜まった泉を生命の水として発達した文明でした。

チャクマーク2(なんちゃって)

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こちらは巻かれるという意味のコズ・ポープという遺跡に彫られているチャクです。ゾウさんみたい。


ここまで歩くと残る遺跡はレイジング・スピリッツやユカタン・ベースキャンプ・グリルのみになってきました。道中で出会える遺跡たちはここでおしまいなようです。

というわけで今日はこのへんで。
アディオス アミーゴ! またお会いしましょう。


コパン遺跡 参照